「南アフリカランド」は、「トルコリラ」「メキシコペソ」と並んで3大高金利通貨として注目されており、これらの通貨は得られるスワップが大きいので、安定的・継続的に収入として得られるのであれば、大変魅力的な投資と言えます。
これまでに、「トルコリラ」と「メキシコペソ」について、投資先として良いかどうか検討してきました。
検討内容としては、
通貨レートの下落による含み損を、スワップで得られる収入が上回るかどうか
です。
結果として、
メキシコペソ:レート下落による含み損<得られるスワップ
ということが分かりました。
詳細は過去記事をご参照ください。
今回は、これまで検討してきた方法で、南アフリカランドの投資が魅力的かどうか検討してみます。
まずは、過去のチャートを見てみます(アイネット証券より)。
過去15年間で、下落傾向にあります。
トルコリラ、メキシコペソ含む高金利通貨は、どれも通貨レートが下落傾向にあるようです。
南アフリカランドは、19円から8円まで下落しています。
平均すると、(19-8)÷15=0.73となり、約0.73円/年のスピードで下落していることが分かります。
現在8円くらいなので、10,000通貨保有する場合、80,000円分投資することになります(レバレッジ1倍仮定)。
1年後、0.73円下落すると、(8-0.73)×10,000=72,700円です。
含み損は、72,700-80,000=-7,300円です。
一方、得られるスワップについても計算してみます。
(アイネット証券HPより)
10,000通貨あたり、13円/日のスワップが得られます。
1年間では、13日×365日=4,745円/年のスワップが得られる計算になります。
ということは、
となることが分かりました。
以上をまとめると
メキシコペソ:レート下落による含み損<得られるスワップ
ということが分かりました!
高金利通貨を運用するのであれば、メキシコペソが1番良さそうですね!
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