【2020年6月 最終回】FX自動売買ループイフダンの実績紹介

FX

どうも、けみずきです。

私は2018年11月から、アイネット証券のループイフダンという自動売買システムでFXの運用をしています。

いきなりですが、私はこのループイフダンを辞めました。

ループイフダン自身はFX自動売買システムとしては非常に使いやすく、初心者でも取っ付き易いのですが、FX自体が難しい投資法であり、運用成果をいまいち出せなかったためです。

今回は、私のこれまでの実績を振り返りながら、FX自動売買を辞めるに至った思考を紹介していきたいと思います。

これからFXを始めてみようかという方は参考にしていただければ幸いです。

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FXを始めたきっかけ

FXを始めたのは、社会人になって3年目くらいになったときでした。

社会人3年目くらいになると、ぼちぼち貯金も増えてきたので、このお金を効率よく増やせないかなと思ったのがきっかけでした。

そのときはちょうど仕事も大変な時期で、仕事を辞めても大丈夫なように、毎月お金が入ってくるような投資がないかと探していました。

いろいろと探しているうちに、目をつけたのが「FX自動売買」です。

FX自動売買は、初めに設定さえしておけば、あとは自動的に売り買いしてくれます。

チャートも見ないで済むので、なんて画期的な投資方法だと感心したのを覚えています。

FX自動売買の運用実績の振り返り

ここで、最終的な実績を紹介します。

ループイフダン実績

各通貨の決済益は色付きバーで示しています。評価損益(含み損)は灰色、決済益から含み損を差し引いた額が実質損益(黒線)となります。

詳細は後から説明しますが、暴落の度に含み損がスゴイことになっています。

それまでに積み上げた決済益もパーです。

あと、グラフを見ていただければわかると思いますが、運用期間の半分くらいは実質損益がマイナスになっています。

はっきり言って、実質損益がマイナスということは、運用して「損」をしているということなので、投資としては失敗です。

失敗なんですよ!

Twitterなどを見ていると、これが分かっていない人が多すぎる。

「含み損は明日の利益!」とか言っている人がいますけど、そんなの幻想です。

いつでも重要なのは、実質損益です。

私はコロナショックで抱えた膨大な含み損になんとか耐えて、実質損益がプラスになったタイミングで逃げました。

含み損を抱えながら運用を続けていくのは、かなりシンドイです。

事項ではここの内容をもう少し深堀していきます。

含み損を抱える苦しみ

運用開始当初

運用し始める前の段階で、このFX自動売買の投資法が含み損を抱えながら運用することを前提としていることを理解していました。

最初は様子見で30万円くらいで投資を開始しました。

運用する通貨ペアに選んだのはAUD/JPYです。

後から考えると、これが本当に最悪の選択だったと思います。

2019年11月 アップルショック

運用し始めてから(2018年11月)、すぐにアップルショック(2019年1月)が来て、含み損生活が始まりました。

とはいえ、このときはまだ含み損の額もそれほど大きくなく、月給の1/3くらいだったので、そこまで心の傷は大きくありませんでした。

幸い決済益もそこそこあり、実質損益がプラスになっていたので、喜んですらいました。

2019年7月 米中貿易摩擦

米中貿易摩擦が到来し、主にAUD/JPYが暴落しました。

アメリカと中国の貿易摩擦なのに、なんでAUD/JPYが暴落するねん!

と思ってしまいますが、日本やオーストラリアはこれらの国との貿易に依存しているため、アメリカや中国が倒れると共倒れになるのです。

含み損が15万円くらいになり、いよいよ月給に迫る勢いになってきて、ビビる毎日が続きました。

実質損益も大幅にマイナスになりました。

この頃には30万円くらいの含み損には耐えれるくらいの資金的余裕を持っていたのにも関わらず、いざ含み損が大きくなると不安でいっぱいでした。

暴落曲線

下のグラフは暴落額に対する含み損の合計の推移を示したものです。

見てわかるとおり、含み損は指数関数的に増えていきます。

どこまで下落するか分からない中、含み損が膨らんでいくのが怖くなり、AUD/JPYで抱えていた含み損を一部決済して確定損としました。

その後は徐々に実質損益も回復し、決済益と含み損の平衡状態が続きました。

2020年3月 コロナショック

そして来る2020年3月、コロナショックが到来しました。

含み損はついに月給を超えるまでに膨らみました。

運用当初は、月給程度の含み損には耐えていく方針で運用する予定でしたが、いざ含み損が指数関数的に増えていくと、さらに下落して含み損が増えるかもしれないという不安に打ち勝つことはできませんでした。

含み損に耐える精神力が私にはなかったです。

結局膨大な含み損を抱えていたAUD/JPYをマイナス決済し、確定損としました。

実質損益も-15万円程度と過去最大記録を更新してしまったので、毎日しんどかったです。

チャートを見なくて済む自動売買のはずなのに、毎日チャートを見ていました。

FX自動売買から撤退

その後、約3ヶ月かけて含み損は徐々に解消していき、6月にはなんとか実質損益が若干のプラスになるまでに戻りました。

含み損が解消したタイミングで、全て決済し、FXから撤退しました。

FXで投資していたこの1年半の間、含み損で苦しむ時間がほんとうに長かったです。

わたしは初めに自分で決めたルールを守ることができませんでした。

投資を始める際は、最悪の事態も想定しながら、しっかりと計画を立てることが大事です。

FXを始めて良かったこと

FXの難しさに痛感して撤退した私ですが、始めて良かったこともあります。

経済状況に敏感になる

自動売買では、常にポジションを持っている状態なので、経済の動きがすぐに利益に反映されます。

なので必然的に世界の経済状況や為替レートをチェックするようになります。

お金に関する知識が身につく

FXで利益が出たら税金を払うことになるので、必然的に勉強せざるを得ない状況になります。

また、運用を開始するとなると、専門用語が頻繁に出てくるのでググっていく必要もでてきます。

空売り、スワップ、建玉などなど、FXを始める前はこのような用語は知らなかったです。

このように知識の幅が広がったことは、FXを始めて良かったと思います。

さいごに

わたしは1年半続けたFX自動売買から撤退しました。

含み損に耐えられなかったためです。

投資を始める際は、許容できるリスクを十分に把握して、しっかり計画を立ててから始めることが重要だと感じました。

またいつか、FXをやってみたいという気持ちもありますが(←懲りろ)、とりあえずはしばらく休憩します。

これから投資を始める方は、リスクをしっかりと理解した上で始めるようにしてください。

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