化学と芸術の融合!?化学をモチーフにしたグッズ・ビジネスを紹介

化学と芸術 化学
Chemistry&Art

どうも、けみずきです。

化学といえば、まずは中学校で習うような原子、中和や酸化などの反応をイメージしますよね。

高校化学になると、ものづくりに欠かせない素材の話が出てきたりもしますが、基本的にはあらゆる物質の性質の暗記したり、ルールを覚えたり大変ですよね。

化学好きでしたが、暗記は大変でした・・・

一方、アート(芸術)といえば、美術の時間に絵を書いたりするイメージが強いです。

高校当時、化学が好きだった私は、美術にはあまり関心がなく、美術の時間は息抜きにちょっと手を動かすくらいの認識でした。

その頃の私は、化学(広義では科学)と美術の関連性を意識することはありませんでした。

しかしながら、歴史的にみると、元々はサイエンスとアートは分かれておらず、同じ分野でした。

かの有名なレオナルド・ダヴィンチは、モナリザを書いた芸術家ですが、それと同時に、科学、工学、解剖学に精通する科学者でした。

科学者であるからこそ、精密な絵画を書くことができ、評価されたのです。

現代では、科学はもっぱらものづくりの学問であり、産業の発展に貢献するための学問なので、化学を使って趣味のものづくりをしていると、周りからは

「それなんの役に立つの?」とバカにされてしまいます。

しかし、科学と芸術は元々同じものです。

役に立つかどうかも大事ですが、役に立たないものも大事です!

科学を学べば、それは芸術に活かせるのです。

ということで、少し前置きが長くなってしまいましたが、科学(化学)をモチーフにしたグッズとビジネスを紹介したいと思います。

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タッチライト NEXUS AGE Links

まず初めに紹介するのは、6角形のタッチライトです。

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この商品はまだクラウドファンディングで資金を調達したところで、現在開発中となっています。

この商品の面白いところは、自分で6角形をパズルのように組み合わせて好みの形のライトにできる点です。

6角形を組み合わせて好みの形にする・・・・

そう、もうこれは有機化学ですね!

ふだんから化学をやっている人にとっては、6角形はもうベンゼンです。

これを組み合わせるというのですから、有機化学者にとってはエキサイティングな商品です。

しかも、ベンゼン環が繋がったπ共役系化合物の特徴として、UV照射により蛍光を発するという性質があるので、それをライトに使うというところが魅力的ですね!

いろいろと商品の魅力を語りましたが、実はこの商品、「化学をアートにする」という発想では作られていません。

商品説明欄に全く化学の話がでてきていないためです。

先ほどベンゼンがうんたらかんたら言っていたのは、全て有機化学が好きな私の妄想です。

しかし偶然とはいえ、ユニークで素晴らしい商品であることに変わりはありません。

商品化したら、ぜひ購入して家に飾りたいですね。

アクセサリー st drop laboratory

次に紹介するのは、構造式のアクセサリーを作っているst drop laboratoryさんです。

st drop laboratory

いろんな化学構造式のアクセサリーがあり、どれもかわいいです。

作者は薬剤師の方で、化学構造式の美しさに魅かれてアクセサリーの制作・販売を始めたそうです。

セロトニンのアクセサリーなんかは、持っているだけで幸せになれそうです。

当ブログ運営者の私は男性ですが、欲しくなってしまいますね。

むしろ、自分で作ってみたいですね(笑)。

st drop laboratoryさんのアクセサリーは、ハンドメイドマーケットのアプリ「minnne」で購入することができます。

minne(ミンネ)では、1点もののアクセサリーや文房具、雑貨、食器などなど

かわいい手作りの作品が260万点出品中♪

作品を見ているだけでもあなたの創作意欲が刺激されちゃいます☆

まずはいちど見てミンネ ☆ 彡

サイエンスバー INCUBATOR

次に紹介するのは、サイエンスをモチーフにしたバーです。

サイエンスバー INCUBATOR

こちらのバーでは、ビーカーでカクテルを飲んだり、アルコールランプでエイヒレを炙ってたべたりできるそうです。

行ってみたい!

理系同士でいくと盛り上がること間違いなしだと思います。

ただし、提供される飲み物や食べもの自体は結構普通のようです。

エイヒレ、トマト、チーズなど、どこのバーでもでてきそうなものばかりの印象。

最近流行りのサイエンススイーツなどがあっても面白いのかな〜と思ったりしています。

琥珀糖 oceans-nadia.comより

サイエンススイーツ

さいごに紹介するのは、サイエンススイーツです。

こちらはサイエンスを取り入れたお菓子作りを紹介している本です。

2020年4月に発売後、2ヶ月で2回重版され、テレビにも取り上げられた人気っぷりです。

アントシアニンの色をレモンの酸性で変化させたり、比重の異なる4種類のドリンクを合わせた層ドリンク、寒天の融点を利用した溶けないアイスなど、サイエンスのしかけがたっぷりです。

これぞ、見て楽しい、作って楽しい、食べて楽しい、化学と芸術が融合した食べものですね。

さいごに

今回、化学とアート(芸術)の融合という内容で、化学をモチーフにした商品やビジネスを紹介しました。

日頃化学に触れている人からすれば、興味深い商品だったのではないでしょうか。

次回は、もっと化学っぽい話をしようと思います。

具体的には、構造有機の分野で発表されている芸術的な分子たちについて紹介したいと思います。

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