はじめに
将来のお金の心配を少しでも和らげるために、私は昨年からつみたてNISAで投資をしています。
この記事では、これから投資を始めようと考えている方に向けて、つみたてNISAはどのように考えて運用先を選択し、実際に運用するとどのような成績になるのか、私の実績を例に解説します。
今月は米中関係の悪化により日経平均株価が下落し、投資成績が悪くなっています。
良くも悪くも参考にしていただければ幸いです。
実績紹介
資産推移と実績
私は2018年9月からSBI証券にて、つみたてNISAを運用しています。
つみたてNISAは毎年40万円を上限として、20年間まで非課税で運用できるシステムです。
通常は株で利益が出ると、その利益に対して20%程度の税金が課されるので、かなりお得ですね!
私は年額MAXの額を積み立てています。
下の図はこれまでの実績をグラフにしたものです。
青色の棒グラフはつみたてNISA口座の残高、赤色棒グラフはつみたて額に対する損益額です。
最近は損益額がプラスで含み益がでている状態でしたが、今月はマイナスになってしまいました。
その内訳を下図に示します。
私はつみたてNISAで3種類の投資信託を運用しています。
簡単に各投資信託を説明します。
一番上の先進国株式インデックスファンドは、日本を除く先進国の株価指数です。
一番下の外国株式インデックスファンドも同様です。
日経225インデックスファンドは、日経平均株価の値動きに連動する投資信託です。
これらの投資信託の損益額を見ると、日経225が大きくマイナスになっていることが分かります。
日経225が大きくマイナスになっているのは、米中貿易摩擦の影響です。
トランプさんが中国製品に関税をかけると言い出したことが発端で米中関係が悪化している訳ですが、米中の経済が打撃を受けると、その米中に製品を輸出している日本企業もダメージを受けてしまいます。
とんだ災難ですね!
詳しくは日経新聞の記事を確認いただきたいと思います。
記事URL:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48250620W9A800C1000000/
日経平均に投資することのデメリット
日本に住んでいながら日経平均のデメリットをいうのは心苦しいですが、日経平均に投資することはデメリットが大きいです。
①他の国の経済状況に左右されすぎる
今回の下落のように、米中貿易摩擦が影響で日本経済にも打撃を受けることもありますし、アメリカの例えばダウ工業株にマイナスのニュースがあるだけですぐに日経平均も下落します。
もちろん中国の経済状況が悪くなれば、中国に輸出している日本企業はダメージを受けるわけなので、当然日経平均にも影響が出てきます。
②経済成長が止まっている
下の図は、日経平均の過去5年のチャートです。
図はSBI証券のHPから取ってきました。
この推移を見ると、株価はほとんど伸びていない事が分かります。
米国の株価であるNYダウやSP500のチャートと比較すると分かりやすいです。
このグラフを見ると、日経225が伸びていないのは一目瞭然ですね!
ちなみに、NYダウとSP500の値動きはほぼ同じですが、SP500の方が投資対象が幅広くなっているので、より分散投資することができます。
投資先を決める際は、このように長期にわたって伸びている株価を選ぶと良いです。
③今後も下落する可能性が高い
2019年10月には、消費増税でこれまでの消費税が8%→10%になります。
当然消費は落ち込むので、それに伴って企業の収益悪化、株価下落というストーリーが目に見えています。
これから日経225が下落する可能性が高いことを考えると、今後もつみたてを続けると損失も拡大していくでしょう。
今後の予定
これまでは着々とつみたてを続けてきましたが、運用方針を変更することにしました。
具体的には、下記の投資信託で運用します。
SP500、8資産均等型の投資信託をプラスし、先進国株式、日経225の割合を減らしました。
設定の理由は下記の通りです。
SP500・・・今後上昇すると思われる投資信託のため
8資産均等型・・・各国の経済状況にできるだけ左右されない安定した運用を行うため
また先進国株式の割合を減らしのは、三菱UFJとニッセイの2社で同じ株価指数へ投資しているため、会社を分ける形のリスクヘッジは不必要だと感じたためです。
日経225に対しても、今後の上昇が見込まれないため投資の割合を減らしています。
これらの先進国株式、日経225に関しては、損益額がプラスに転じるタイミングがあれば、売却する予定です。
特に日経225に関しては、2019年9月中にプラスに転じないようであれば損切りしたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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